NISA口座を作るならどこがいい?選び方のポイントも解説

「NISAをはじめたいけど、どこで口座開設したらいいかわからない」

上記のようにどこでNISA口座を開設したらいいかわからない人は多いはずです。

NISA口座は以下の金融機関で作れます。

  • 銀行
  • 郵便局
  • 信用金庫
  • 労働金庫
  • JAバンク
  • 証券会社
  • 保険会社

上記からどこでNISAの口座を開設したらいいか決められませんよね。

そこでこの記事では、NISA口座を作るのにおすすめの口座を紹介します。

早速、NISA口座を作るのにおすすめの方法を見ていきましょう。

NISA口座を作るなら証券会社がおすすめ

NISA口座を作るならズバリ、証券会社がおすすめです。

というのも明らかに違う点として、証券会社でしか買えない商品(株式、ETF、REIT)があるからです。

銀行や信用金庫では株は買えませんが、逆に証券会社なら、銀行が取り扱う投資信託はたいてい買えます。

ただ他の金融機関は絶対にダメ、というわけではありません。

次に証券会社の選び方のポイントを紹介します。

証券会社の選び方のポイント

証券会社の選び方のポイントは以下の3つ。

  • 手数料の低さ
  • 取扱商品・サービスの豊富さ
  • 使いやすさとお得さ

順番に解説します。

手数料の低さ

資産運用において、手数料の負担は利回りをマイナス方向に引っ張るものです。

資産運用にかかる手数料の例は以下のとおり。

  • 株式の売買手数料
  • 株式信託の申込手数料
  • 投資信託の運用管理費用
  • 入出金手数料

商品内容に大きな違いがないのなら、とにかく手数料の安さを重視しましょう。

例えば元本100万円の投資で年5%の運用ができたとすると、利益は5万円になります。

ただし投資信託では運用管理費といって、残高に対して一定率で手数料がかかります。

運用管理費が年1%だと1万円、年0.1だと1,000円が投資信託を持っている間ずっと差し引かれるのです。

手取りでは一見、4万円と4万9,000円の違いですが、10年、20年、30年と長期運用になると、大きな違いになってきます。

最近ではネット証券を中心に【一定金額まで無料】【NISA口座で国内株の売買ならすべて無料】など、かなり手数料が安くなってきました。

投資信託の投資報酬も値下げ競争が進みましたが、商品ごとに異なりますので、しっかり比較検証することが重要です。

取扱商品・サービスの豊富さ

つみたてNISA専用ファンドでつみたて投資をしていくのであれば、取り扱い商品・サービスの豊富さはそれほど重要ではありません。

しかし次第に投資に慣れてくると、もっと多くの商品に投資してみたいと思うようになるようになるものです。

通常株式や外国株式、外国ETFなどは、ほとんどの証券会社で同じように取引できます。

ただ、るいとう(株式の個別銘柄をつみたてで買える商品)や単元未満株(1株単位や10株単位で売買できる制度)が簡単に買えるかなどは、証券会社によってかなり差があります。

もし今後多くの商品に投資したいのなら、取扱商品やサービスが充実しているところを選ぶといいでしょう。

使いやすさとお得さ

投資をする上で、入出金のしやすさやWEBサイトの使いやすさは重要です。

また利用する際にお得かどうかも大事なポイント。

ネット証券を中心に、取引状況に応じてポイントが貯まるサービスを実施しているところがあります。

例えば楽天証券だと、楽天カードや楽天キャッシュで投資信託をつみたてると楽天ポイントが付与されます。

SBI証券だと、Tポイントやdポイント、Pontaポイント、JALのマイレージなど貯まるようになっています。

自分が普段の生活において、よく使うポイントが貯まる証券会社にNISA口座を開くというのも、賢い選び方だと言えるでしょう。

では次に証券会社選びのポイントを踏まえた上で、おすすめの証券会社を5社紹介します。

おすすめの証券会社5選

おすすめの証券会社5社を一覧にしたので見てみましょう。

証券会社 普通株式
売買手数料
投資信託本数 特徴
SBI証券 300万円まで0円
(25歳以下完全無料)
2,684本
  • 株式投資は米国、ちゅごく、アセアンなど種類が豊富
  • 単元未満株「S」株が取引できる
  • IPOの取引数はトップ
  • 住信SBIネット銀行との口座連携サービスで使いやすく金利がお得
楽天証券 100万円まで0円 2,634本
  • 海外株式は米国、中国、アセアンなど種類が豊富
  • 単元未満株「かぶミニ」が取引できる
  • WEBサイトやツールが使いやすい
  • 楽天銀行との口座連携サービスで使いやすく金利がお得
  • 楽天ポイントでポイント投資が可能
マネックス証券 取引金額に応じて55円~1,070円 1,331本
  • 海外株式は米国、中国の取り扱い
  • 米国株買付時の為替手数料が0円
  • 単元未満株「ワン株」が取引できる
  • WEBサイトやツールが使いやすい
  • IPOが平等な抽選方法
auカブコム証券 100万円まで0円 1,631本
  • 海外株式は米国株のみ取り扱い
  • 単元未満株「プチ株」が取引できる
  • WEBサイトやツールが使いやすい
  • auじぶん銀行との口座連携

Piontaポイントでポイント投資が可能

松井証券 50万円まで0円 1,677本
  • 海外株式は米国のみ取扱
  • 単元未満株が取引できる
  • 住信SBIネット銀行と口座連携サービスで使いやすい
  • 投資信託の保有額に応じて毎月ポイント・現金が受け取れる

上記の5社は、証券会社の選び方のポイントで紹介した3つのポイントをすべて満たせています。

もし上記の5社で迷っているのなら、SBI証券か楽天証券を選ぶといいでしょう。

商品の品揃え、手数料の安さ、初心者でも簡単に取引できるか、利用者数などから総合的に考え合わせると、上記の2つが有力候補となります。

まとめ

NISAの口座を作るなら、ネット証券会社の口座がおすすめです。

どのネット証券会社の口座を開いたらいいか迷ったのなら、SBI証券か楽天証券がおすすめ。

楽天ポイントを利用しているのなら楽天証券。

楽天ポイントをそれほど利用していないのならSBI証券を選ぶといいでしょう。

なお両方の口座を開いても大丈夫ですよ。